エミレーツ航空、IATAトラベルパス導入 コロナ検査結果をデジタル管理

エミレーツ航空は2021年4月15日(木)から、モバイルアプリ「IATAトラベルパス」の試験運用を開始しました。新型コロナウイルスPCR検査結果をデジタルで管理できるアプリで、世界の他の航空会社も導入に向けて取り組みを進めています。

現在の対象路線は、ドバイ発バルセロナ行き、ロンドン・ヒースロー発ドバイ行きの一部のフライトです。IATAトラベルパスを利用した旅客はPCR検査結果をデジタルでエミレーツ航空と共有でき、スムーズな搭乗手続きを体験しました。エミレーツ航空は今後、他の路線にも運用を拡大します。

IATAトラベルパスを活用すると、認証検査機関で受けたPCR検査結果がアプリに自動送信され、紙の書類を提示することなく、スムーズかつ非接触な搭乗手続きが可能になります。また、目的地に関わらず、最新の入国条件を参照し、渡航が可能か確認できるほか、ワクチン接種が可能な認証検査センターもアプリ内で検索できるよう整備が進められています。今後は、ワクチン接種履歴の共有も可能となる予定です。