ノースロップ・グラマン、空自向けグローバルホークを初飛行

ノースロップ・グラマン、空自向けグローバルホークを初飛行

ニュース画像 1枚目:空自向けグローバルホーク
© Northrop Grumman
空自向けグローバルホーク

ノースロップ・グラマンは2021年4月15日(木)、カリフォルニア州パームデールで航空自衛隊向けRQ-4Bグローバルホークを初飛行させました。グローバルホークは、航続距離、滞空時間、ペイロードを最適に組み合わせ、これまでより大きなデータ収集能力を持つ無人機です。防衛省は2015(平成27)年度予算からグローバルホークの取得を開始し、2019(平成31)年度末以降、三沢基地に配備することが発表されています。

空自向けRQ-4グローバルホークは非武装仕様で、日本の領空・領域を監視し、防衛任務に資する装備品として導入されます。このグローバルホークは、2015年11月にアメリカ国務省が対外有償軍事援助(FMS)で輸出を承認。RQ-4 Block 30(I)グローバルホークで、遠隔操縦機と関連機器、部品、サポートなどが含まれています。

当時のFMS資料によると、強化統合されたセンサー一式(EISS)付きのRQ-4 Block 30(I) 3機、Kearfott慣性航法(INS)/GPSユニット8基、LN-251 INS/GPSユニット8基、作戦用センサー、試験機材、地上支援機材、通信機器、技術資料、部品、各種サポートなどが含まれています。防衛目的に加え、人道支援の任務にも対応でき、情報収集・警戒監視・偵察の能力が向上します。

グローバルホークは、ほぼリアルタイムのオンデマンド・データを24時間配信し続ける高高度長時間滞空型無人機(UAV)です。配備後は、地上の指揮統制部隊を含む他のインテリジェンス・アセットと統合されます。これにより、日本周辺の脅威を監視・抑止し、高度で効果的な安全保障態勢を継続的に確保します。

日本でのグローバルホークの運用は、すでにアメリカ空軍がグアム拠点の機材を台風シーズンに合わせ、三沢または横田基地を拠点に運用しています。

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