アメリカ軍の空母艦載機離着陸訓練(Field Carrier Landing Practice, FCLP)の実施候補地として検討されている鹿児島県の馬毛島で、航空自衛隊のF-15戦闘機によるデモフライト(確認飛行)が実施されます。実施期間は、事前訓練が2021年4月26日(月)、デモフライトは5月11日(火)と5月15日(土)です。いずれの飛行予定とも、予備日は翌日です。
デモフライトは、空自F-15戦闘機は新田原基地所属機を使い、実際に実施されるFCLPと同じ時期にあたる5月に実施します。この時期は、F/A-18戦闘機など空母艦載機は硫黄島でFCLPを実施、すぐに洋上訓練に移行するため、実機使用とはなりませんでした。使用機の選定にあたり防衛省は、F/A-18と同じ双発エンジン、比較的音が大きな機種、馬毛島との位置関係を考慮した結果、新田原のF-15戦闘機を使用すると説明しています。
飛行経路、飛行速度は実際のFCLPに近い有視界飛行、計器飛行の方法を採用しますが、馬毛島に現在のところ、滑走路が無く、タッチアンドゴーを実施できません。このため、馬毛島上空通過時にFCLP並みにエンジン出力を大きくするなどの飛行を予定しています。
■空自F-15戦闘機による馬毛島デモフライト 事前訓練:4月26日(月) 事前予備:4月27日(火) 1回目:日中 5月11日(火) 15:30~16:30ごろ、6機 2回目:夜間 5月11日(火) 18:00~19:30ごろ、2機 3回目:日中 5月15日(土) 15:30~16:30ごろ、6機 4回目:夜間 5月11日(火) 18:00~19:30ごろ、2機