ルフトハンザ、787-9とA350-900を追加購入 機材更新や環境配慮

ルフトハンザ、787-9とA350-900を追加購入 機材更新や環境配慮

ニュース画像 1枚目:ルフトハンザ塗装 787-9
© Lufthansa Group
ルフトハンザ塗装 787-9

ルフトハンザ・グループは2021年5月3日(月)、エアバスA350-900型機5機、ボーイング787-9型機5機、計10機の新規購入を決定しました。保有機材の近代化を加速させる方針を確認し、取締役会、監査役会で機材購入を承認しました。

ルフトハンザ ・グループは、コロナ禍の影響で厳しい時代にあるものの、近代的で、これまでより効率的、排出ガスを抑制する航空機への投資を継続する方針です。コロナ禍の影響を逆手にとり、駐機・運航しない機材が多く、旅客需要が少ない時を利用し、長距離路線の保有機材を予定より早く近代化します。環境に優しい機材導入が進み、その環境への企業責任も果たす考えです。

ルフトハンザドイツ航空は、2021年冬に同社初のボーイング787-9を導入し、2022年前半にもそれに続く機材の受領を予定しています。ルフトハンザはボーイングは、コロナ禍の影響で、航空会社に納入できていない製造済みの機体の引き渡しで合意しているほか、すでに発注済みの計画についても再合意しました。今回の契約でルフトハンザは、ボーイング787-9型を25機発注、ボーイング777-9型機の20機とあわせ、長距離向けのボーイングと交わした確定発注数は計45機になります。

エアバスA350-900型5機は2027年から2028年に納入予定の新たな発注で、この機種の確定発注は計45機になります。さらに、2021年には短・中距離路線向けに、燃料効率に優れたエアバスA320neoファミリーを、平均して毎月1機ずつ導入しており、2027年までに107機のA320neoファミリーを導入します。

787-9、A350の追加発注計画は、特に長距離機のうちエンジン4基で運航するA340型の更新にあたります。コロナ前の計画では2020年半ばまで4発機は50%減を計画していましたが、コロナ禍による計画変更で15%以下となります。ルフトハンザ・グループは、保有する多様な機種数を減らし、効率性を高める計画を策定しており、運用コストの削減、コスト削減にもつなげます。

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