イギリス空軍チヌーク、40周年記念でユニオンジャック塗装に

イギリス空軍チヌーク、40周年記念でユニオンジャック塗装に

ニュース画像 1枚目:チヌーク「ZD984」 40周年記念ユニオンジャック特別塗装
© Royal Air Force
チヌーク「ZD984」 40周年記念ユニオンジャック特別塗装

イギリスのオディハム空軍基地に配備されているボーイングCH-47チヌークヘリコプターにユニオンジャック特別塗装が施されました。イギリス空軍は1980年11月22日(土)、チヌークを就役、この配備40周年を記念した特別塗装です。

40周年の特別塗装が就役日にあわせなかった理由は、塗装実施のため追加費用をかけず、定期整備に合わせて実施されたためです。特別塗装を施すまで、2年間にわたりデザイン・整備工程など準備を進め、作業はイギリスの政府関連業務を幅広く受注するSercoが業務の一部を担いました。

塗装デザインはオディハム空軍基地のチヌークパイロットが手がけ、これをSercoが専用ソフトでマスキングのアウトラインを作成、ヘリコプター後部に適用できるように準備しました。塗装作業は約300時間を要し、数週間に渡って作業が実施されました。

イギリス空軍はチヌークを海外での作戦実施に不可欠な航空機として位置付け、1982年にフォークランド諸島へ配備したほか、現在は西アフリカでの作戦に使用しています。また、イギリス国防省が2021年3月に策定した今後5年間の国防計画でもチヌークは引き続き、主力の輸送機として使用されることが決まっています。

このユニオンジャックを塗装したチヌーク「ZD984」は、オディハム空軍基地を拠点に主に訓練用途に使用されます。また、RAFチヌークディスプレイチームや、各種記念イベントの支援として展示、飛行が予定されています。

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