嵐ジェット、全て無くなる 最後の「嵐ジェット ハワイ」運航終了

嵐ジェット、全て無くなる 最後の「嵐ジェット ハワイ」運航終了

ニュース画像 1枚目:JAL 運航終了日とみられる2021年4月25日に撮影された嵐ジェット ハワイ(Souma2005さん撮影)
© FlyTeam Souma2005さん
JAL 運航終了日とみられる2021年4月25日に撮影された嵐ジェット ハワイ(Souma2005さん撮影)

日本航空(JAL)の特別塗装機「嵐ジェット ハワイ(ARASHI HAWAII JET)」が2021年4月末をもって運航を終了し、JALの嵐ジェットが全て無くなりました。ボーイング787-9型機、機体番号(レジ)「JA873J」の嵐ジェットは2019年5月22日(水)に就航。当初、嵐が活動休止する2020年12月ごろまでの路線投入が予定されていましたが、4カ月近く延長され、2021年4月末まで2年近くにわたって国際線で使用されました。

ARASHI HAWAII JETは、ハワイ線の就航65周年を記念したハワイ仕様の嵐ジェットで、国際線に嵐ジェットが投入されたのは初めてでした。それまでのJAL嵐ジェット「嵐ジェット 2010」、「嵐ジェット 2011」、「嵐ジェット 2012」、「嵐ジェット JAL FLY to 2020」、「嵐ジェット ありがとう(20th ARASHI THANKS JET)」は国内線での運用でした。

Flightrader24で確認できる最後のフライトは、4月25日(日)の香港発成田行きJL26便。Flyteamメンバーによる最後の航空フォトの投稿日も4月25日(日)でした。JAL広報によると、4月中に塗装を剥がす作業を実施したとのことです。

運航開始当初、ARASHI HAWAII JETは、成田・名古屋(セントレア)・関西発着のホノルル線を中心とした投入が予定されていました。しかし、新型コロナウイルスによる大幅な運休・減便により、2020年3月中旬からハワイ路線への投入を中止。それ以降、近距離線では香港、北京、台北・松山線など、長距離路線では、ロサンゼルス、サンフランシスコ、シカゴ、ダラス、ヘルシンキ線などで運航されていました。

FlyTeamでは、嵐が活動を休止した2020年12月に、JALの特別塗装機「嵐ジェット」を振り返る特集を配信しています。これまでに運航された嵐ジェットを、FlyTeamメンバーが投稿した航空フォトとともに振り返っています。

【Flyteamニュース】
嵐、活動休止目前! 投稿写真で振り返る歴代「嵐ジェット」まとめ

■JAL特別塗装機 嵐ジェットまとめ
塗装機名称機体番号(レジ)機種運航期間
嵐ジェット2010JA8982ボーイング777-200型機2010年9月~2011年2月
嵐ジェット2011JA8982
JA772J
ボーイング777-200型機2011年7月~2011年12月
2011年7月~2012年1月
嵐ジェット2012JA8979ボーイング777-200型機2012年10月~2013年2月
嵐ジェット JAL FLY to 2020JA751Jボーイング777-300型機2015年6月~2016年4月
嵐ジェット ハワイ
「ARASHI HAWAII JET」
JA873Jボーイング787-9型機2019年5月~2021年4月
嵐ジェット ありがとう
「20th ARASHI THANKS JET」
JA04XJエアバスA350-900型機2019年11月~2021年1月
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