ANAの国際線仕様777-300ER、「JA781A」が離日

ANAの国際線仕様777-300ER、「JA781A」が離日

ニュース画像 1枚目:国内線にも投入された「JA781A」 (suu451さん撮影)
© FlyTeam suu451さん
国内線にも投入された「JA781A」 (suu451さん撮影)

全日空(ANA)のボーイング777-300ER型機、機体番号(レジ)「JA781A」は2021年5月11日(火)、離日しました。ANA9431便として、9時30分過ぎに羽田空港を出発し、ホノルル経由でアメリカに向かいます。最後の定期便は3月28日(日)、サンフランシスコ発羽田着のANA107便でした。

この機体はエバレット工場で製造され、2007年9月20日(木)に初飛行。それからわずか5日後の9月25日(火)にANAが受領し、およそ14年にわたり一貫してANAの国際線で運用されました。アメリカ路線で使用されることが多く、コロナ禍の初期には中国路線に投入される時期もあり、最終盤にはロンドン線でも運航しました。

国際線仕様の機材で、導入当初はファースト8席、ビジネス77席、プレミアムエコノミー24席、エコノミー138席仕様でした。これを2015年2月ごろ、ファースト8席、ビジネス52席、プレミアムエコノミー24席、エコノミー180席と、ビジネス座席を減らし、エコノミーを増加した配置に再構成しています。

この上級クラスのシートを手軽に体験したいマイラーたちがコロナ前、その動向を注視する機材でもありました。特に成田/伊丹線のANA2179、ANA2176便にこの機材の投入頻度が高く、FlyTeamメンバーから国内線での搭乗レビューも投稿されています。

なお、ANAは2021年3月末時点で777-300/-300ER型を30機保有していますが、2022年3月末までさらに10機減らし、20機保有とする計画です。

FlyTeamでは、コロナ禍で急増するANA退役機材のフェリーフライト裏側を取材。特集として紹介しています。

コロナで急増するANAの退役機(1):日本から送り出す前に
コロナで急増するANAの退役機(2):フェリーフライトの裏側

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