皆既月食 20時09分頃から、オーストラリアではチャーター便も

皆既月食 20時09分頃から、オーストラリアではチャーター便も

ニュース画像 1枚目:スーパームーン イメージ
© Qantas
スーパームーン イメージ

国立天文台によると2021年5月26日(水)、2021年で最も地球に近い満月「スーパームーン」と皆既月食が発生します。この月食は、日本各地で観察でき、一部の地域では欠けた状態の月が昇る「月出帯食」を観測できます。観測できる時間は、18時44分ごろから満月が欠け始め、21時52分ごろに満月に戻ります。満月が地球の影に完全に覆われる皆既月食は、20時9分から20時28分ごろまでの約19分間です。

この機会を捉え、カンタス航空はボーイング787-9型機を使い、最高巡航高度13,000メートルまで上昇し、スーパームーンと皆既月食を鑑賞するチャーター便を運航します。2021年最大の天体ショーを上空から楽しむ「スーパームーン遊覧飛行」は、コロナ禍で旅行しにくい時期ですが、企画したツアーは2分半で完売したと伝えられています。

このチャーターフライトでは、夜空を背景に月が赤く染まる珍しい天体現象を確実に見るため、天候に左右されない上空までフライトします。天文学者がパイロットと協力し、太平洋上空での航路を決定し、機内ではスーパームーンをはじめ、宇宙や天文学についての話題が提供される予定です。

日本では緊急事態宣言、まん延防止等重点措置が18都道府県に発出され、外出しにくい状況ですが、自宅からスーパームーンと皆既月食の天体ショーを楽しみたいですね。

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