アメリカ海軍MQ-4Cトライトンが2021年5月15日(土)、三沢基地に到着しました。防衛省が発表していたもので、MQ-4トライトンの日本展開はこれが初めてです。三沢基地での無人機の活動は、RQ-4グローバルホークが2014年に初めて展開したことがあります。三沢に飛来したMQ-4Cの航空フォトは、FlyTeamメンバーから投稿されています。
配備されるトライトンは、2機。この展開にあわせ、グアムから約70名が三沢基地へ一時的に展開し、主に海洋での警戒監視活動の任務を支援します。トライトンは、グローバルホークと同様に遠隔地から無線操縦、自立飛行プログラムで運用されます。これに伴い、航空局は民間機向けのノータムも発出しています。
MQ-4はRQ-4をベースとした海軍向けの無人機で、主にP-8Aポセイドン哨戒機と組み合わせ、海上と沿岸地域で情報・監視・偵察(ISR)を主な任務とする無人航空機です。滞空は24時間〜30時間で、成層圏に入る高度16,000メートル付近を飛行します。地上からの無線操縦で、360度を独自センサーで情報収集活動を続けます。