エアバス、ACJ220初号機組み立て開始

エアバス、ACJ220初号機組み立て開始

ニュース画像 1枚目:A220ベースのビジネスジェットACJ220初号機
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A220ベースのビジネスジェットACJ220初号機

エアバスは2021年5月17日(月)、カナダ・ミラベル工場でエアバス・コーポレート・ジェット(ACJ)TwoTwenty初号機の最終組み立てを開始したと発表しました。ミラベル工場はA220の最終組み立て作業を手がけており、中央胴体が最終組立ライン(FAL)に輸送されました。これにより、初めてミラベルでACJの最終組み立てが開始されます。

ACJ TwoTwentyは、A220-100をベースとしたビジネスジェットです。民間商用機としても運航できる機体を使い、最大19名の乗客が搭乗でき、6つのVIPリビングエリアを備えるビジネスジェットとして相応の客室を艤装します。その客室仕様は快適性を極限まで高め、大陸間を飛行する航続距離、経済性と稼働率を高めた機種として発表されました。

航続距離は10,500キロメートル(km)と大陸間を飛行でき、価格も超長距離ビズジェットに匹敵する設定となっています。2020年末の発売以来、これまでに6機を受注しています。2021年冬にはスイスを中心にマルタ、アルバ、カザフスタンなどに拠点を展開するコムラックスが受領する予定です。

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