北海道エアシステム初の退役機、アメリカへフェリー

北海道エアシステム初の退役機、アメリカへフェリー

ニュース画像 1枚目:鹿児島空港で撮影された元JA03HC (臨時特急7032Mさん撮影)
© FlyTeam 臨時特急7032Mさん
鹿児島空港で撮影された元JA03HC (臨時特急7032Mさん撮影)

北海道エアシステム(HAC)で使用されたサーブ340B型、機体記号(レジ)「JA03HC」が2021年5月19日(水)ごろ、離日しました。整備作業が行われていた鹿児島からアメリカ・メイン州のバンゴー国際空港にフェリーされました。北海道エアシステムは国土交通省航空局に4月13日(火)付けで「JA03HC」の抹消登録を申請し、C&Lエアロスペースが「VH-EIJ」として4月28日(水)にオーストラリア国籍で登録していました。

フェリーフライトは鹿児島から北上し、古巣の北海道上空を飛行しながら日本を離れ、アラスカ州のテッドスティーブンズ・アンカレッジ国際空港を経由。C&Lエアロスペースが拠点を構えるバンゴー国際空港までアメリカ大陸を横断しました。

C&Lエアロスペースは2021年4月、HACのサーブ340Bの3機を購入したと発表しています。過去には日本エアコミューター(JAC)のサーブ340BもC&Lエアロスペースが購入。この機体の一部は、南太平洋のクック諸島を拠点とするラロトンガ航空、カリブ海のバハマを拠点とするスカイバハマ・エアラインズ、中南米のホンジュラスを拠点とするアエロリネアス・ソーサに導入されています。

「JA03HC」は北海道エアシステム(HAC)として初めての退役機です。残る2機も近く退役する見通しで、C&Lは2022年1月までに引き渡しを受けると発表しています。

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