ヴォルガ・ドニエプル・グループのアトラン・カーゴ・エアラインズは2021年5月20日(木)、GEキャピタル・アヴィエーション・サービス(GECAS)から737-800ボーイング・コンバーティッド・フレイター(BCF)を導入しました。機体記号(レジ)「VQ-BFR」で登録されています。かつてライアンエアで旅客便を運航していた機齢19年目の機体です。
アトランとGECASは2018年10月にリース契約を締結し、同年12月に737-800BCFの導入を開始しました。すでに導入された737-800BCFはロシア国内やCIS諸国を結ぶ路線に加え、ヨーロッパ、中国とも短距離・中距離路線に投入されています。
GECASは、ボーイング改造プログラムで、旅客機から貨物機に改修した34機の737-800BCFを納入しています。CFM56-7Bエンジンを搭載した狭胴機の737-800BCFは、最大23.5トンの貨物を搭載できます。
アトランは現在、モスクワ・ブヌコボ国際空港を拠点としてネットワークを展開しており、メール便やエクスプレス便など貨物専用サービスを提供しています。また、eコマースの取扱量が増加しており、国境を越えるeコマースのオンライン取引の商品輸送に対応しています。