JAL、モデルナワクチン流通体制を確立 非就航地ブリュッセルから輸送

JAL、モデルナワクチン流通体制を確立 非就航地ブリュッセルから輸送

ニュース画像 1枚目:JALイメージ(M.Tさん撮影)
© FlyTeam M.Tさん
JALイメージ(M.Tさん撮影)

日本航空(JAL)や関空エアポートは、武田薬品工業などと提携し、新型コロナウイルス感染症ワクチンの本格的な流通体制を確立しました。JALはこれに先立ち2021年4月30日(金)、ブリュッセルから関空へモデルナ製のワクチンの輸送を開始しています。

モデルナワクチンはマイナス20度±5度の厳格な管理が必要で、5月24日(月)から東京都と大阪府の2カ所で始まった防衛省が運営する大規模接種会場で使用されます。

2020年末までにJALはワクチン空輸の専門チームを設置。定期便を運航していないブリュッセルからの運航でも、徹底した温度管理、輸送時間・貨物状態をモニターし、高品質な貨物輸送を実現する体制を構築してきました。flightrader24によると、4月末から関西/ブリュッセル間でJL6716便として、すでに6往復便が運航されています。

今回のワクチンのコールドチェーン流通体制の形成には、JAL、関空、武田薬品工業のほか、近鉄エクスプレス、三菱倉庫、日本医薬品卸売業連合会、ディパルホールディングスが協力しています。この各社が連携し、ベルギーから日本、そして国内の接種会場へ安全かつ迅速な輸送を目指します。

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