JAL、期間限定でさくらんぼ取扱い 山形発羽田・伊丹行き便

JAL、期間限定でさくらんぼ取扱い 山形発羽田・伊丹行き便

ニュース画像 1枚目:山形空港でのJ-Air (yasu.aさん撮影)
© FlyTeam yasu.aさん
山形空港でのJ-Air (yasu.aさん撮影)

日本航空(JAL)グループのジェイエア(J-AIR)は2021年6月10日(木)から6月30日(水)まで、山形空港で期間限定の航空貨物を取り扱います。2020年は新型コロナウイルス感染症の影響で減便を実施していたため、さくらんぼの出荷ピークに合わせた期間限定の航空貨物取り扱いは見送りました。今年は2年ぶりの取り扱いです。

さくらんぼは5月ごろに出荷が始まり、6月中旬から下旬にピークを迎えます。国内でのさくらんぼ生産量は年間平均18,300トン(t)で、山形県はおよそ4分の3、13,800t程度を生産。期間限定の航空貨物取り扱いは、日本一の生産量を誇る山形県産「さくらんぼ」を羽田と伊丹を使い、首都圏と関西圏へ高い鮮度の状態を保ちながら高速輸送し、消費者に届けます。

貨物取り扱いは、山形発の羽田、伊丹行き便が対象です。2路線とも、1日2往復4便で機材は、エンブラエルE170型またはE190型で運航しています。山形空港内の貨物上屋で受け付けますが、出発便は前日までに予約が必要です。また、期間中の火、土にあたる6月12日(土)、6月15日(火)、6月19日(土)、6月22日(火)、6月26日(土)、6月29日(火)は取り扱いません。

JALは山形県と2014年度から、羽田発着枠政策コンテストを通じた共同事業に取り組んでいます。この事業では、羽田/山形線の旅客数が増加。このほか、県との連携を深め、国内線機内食でさくらんぼ漬けなども提供しています。

山形空港のある東根市は、「佐藤錦」発祥の地としても有名で、JALは空港お膝元の地元農家を航空貨物で支援します。一連の山形関連の活動と合わせ、期間限定の航空貨物を通じてJALグループは「さくらんぼ」の付加価値の向上に寄与し、地域活性化にもつなげたい考えです。

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