© ユーグレナ
航空局 サイテーションジェット
国土交通省航空局の飛行検査機サイテーションCJ4は2021年6月4日(金)、ユーグレナ製造のバイオジェット燃料を使用した飛行検査フライトを実施しました。ユーグレナによる国内製造のバイオジェット燃料を使用したフライトは、これが初めて。飛行検査機はおよそ2時間30分飛行し、検査業務を終えて中部国際空港(セントレア)に着陸しました。
6月5日の世界環境デーを前に、ユーグレナは製造したバイオジェット燃料を航空局の飛行検査機に提供。日本政府は2050年のカーボンニュートラルを国際公約に掲げ、国土交通省もその実現に向けた弾みとなりました。
フライトに使用されたバイオジェット燃料は、使用済み食用油と微細藻類ユーグレナ(ミドリムシ)由来の油脂などを原料としています。このバイオジェット燃料は2021年3月、外部検査機関による検査を経て、航空ジェット燃料の国際規格適合が認定されていました。実際のフライトでは既存の石油系ジェット燃料と混合し、バイオ燃料が使用されました。
航空局の飛行検査機がフライトする前、赤羽国土交通相がバイオジェット燃料の給油を視察。バイオジェット燃料の普及促進について、カーボンニュートラルが日本の国際公約で、運輸部門でもバイオ燃料の製造については重要な課題として政策を遂行する考えを示しています。
