英仏2空母が共同演習、米英仏の海軍トップも集結

英仏2空母が共同演習、米英仏の海軍トップも集結

ニュース画像 1枚目:シャルル・ド・ゴール(手前)とクイーン・エリザベス(奥)
© NATO
シャルル・ド・ゴール(手前)とクイーン・エリザベス(奥)

イギリス海軍のクイーン・エリザベス級空母「クイーン・エリザベス(R08)」とフランス海軍の空母「シャルル・ド・ゴール(R91)」は2021年6月1日(火)から6月4日(金)、地中海で演習「Gallic Strike(ガリア打撃作戦)」を実施しました。英仏2カ国の空母2隻が揃う演習は、今回が初めての機会でした。空母2隻を含め艦艇15隻、航空機57機が演習に参加しました。

空母2隻による演習に合わせ、イギリス海軍第一海軍卿のトニー・レダキン大将、アメリカ海軍海軍作戦部長のマイケル・ギルディ大将、フランス海軍参謀総長のピエール・バンディエ大将の各海軍トップが顔を合わせ、今後について意見交換。3者は相互運用性の確保や連携の継続、NATOなどと協力した取り組みを引き続き実施することを確認しました。

ニュース画像 1枚目:英米仏の3海軍トップ集結
© Royal Navy
英米仏の3海軍トップ集結

演習では、R08とR91の空母を防御・防衛の任務をまずは確認。その後、戦闘機を使用した模擬的な戦闘訓練を実施しました。この後段の演習には、R08に搭載するイギリス空軍(RAF)第617飛行隊「ダムバスターズ」、アメリカ海兵隊の第211海兵戦闘攻撃中隊(VMFA-211)のF-35BライトニングⅡ、R91に搭載するラファールが参加しました。

R08を旗艦とするクイーン・エリザベス空母打撃軍(CSG21)は、日本を含む東アジアへの展開で航行中です。今後は地中海を東に進み、スエズ運河を経て、まずはオマーンを目指しています。

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