英米航空会社、G7前に共同声明 大西洋路線の再開を

英米航空会社、G7前に共同声明 大西洋路線の再開を

ニュース画像 1枚目:デジタル証明書アプリ「VeriFLY」 イメージ
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イギリス・コーンウォール地方で開催されるG7会議を前に、アメリカとイギリスの航空会社と旅行業団体のCEOは共同で大西洋路線の再開を呼びかけました。G7会議は2021年6月11日(金)から6月13日(日)まで。1年以上に渡る新型コロナウイルスの影響による国境閉鎖、出入国の制限の影響で、イギリス、アメリカの航空会社、旅行業界に大きな影響が及んでおり、世界的に注目される会議に合わせ、共同で相互の往来を自由にすることを求めました。

この声明に参加したのは、アメリカン航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、デルタ航空、ジェットブルー、ユナイテッド航空、ヴァージン・アトランティック航空の大西洋路線を運航する6社と、ロンドン・ヒースロー空港、全米旅行産業協会です。

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英米航空会社CEOたち

CEOたちは、イギリスとアメリカはワクチン接種プログラムが世界で最も早期に実施されている2カ国で、低リスクで安全に旅行を再開できると意見を表明しています。さらに、再開にあたってはデータに基づき、リスクを考慮した上で、国境を再開することを求めています。特に、これからの時期は例年であれば夏の旅行シーズンを迎え、年に数回のピークを迎えます。この時期を逃すと、経済損失をさらに膨らませることになると指摘するCEOもいます。

アメリカへの入国では、到着前にコロナ陰性証明書、またはワクチン接種証明書、さらにコロナから回復した証明証のいずれかの提示で入国要件を解除するよう全米旅行産業協会はアメリカ連邦政府に提案しています。

また、イギリスへの入国では「グリーンリスト」の国にアメリカを追加し、到着時に高価かつ時間を要するPCR検査を実施しないことを検討するよう要請しています。代わりに速さ・価格面で効果のあるラテラル​フロー検査を導入し、陽性の場合のみPCR検査を実施する流れに変更するようCEOたちは求めています。

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