eVTOLの開発に弾み、航空会社・リース会社から最大1,000機受注

eVTOLの開発に弾み、航空会社・リース会社から最大1,000機受注

ニュース画像 1枚目:eVTOL「VA-X4」のヴァージン・アトランティック塗装 イメージ
eVTOL「VA-X4」のヴァージン・アトランティック塗装 イメージ

イギリスに本社を置く電動垂直離着陸機(eVTOL)「VA-X4」の開発を手がけるバーティカル・アエロスペース(Vertical Aerospace)は2021年6月10日(木)、最大で1,000機にのぼる受注を獲得しました。1,000機の内訳は、航空機リース会社のアヴァロンが最大500機、航空会社のアメリカン航空が最大350機、ヴァージン・アトランティック航空が150機です。

バーティカル・アエロスペースが開発中のeVTOL「VA-X4」は、パイロット1名に乗客4名が搭乗し、最大速度は時速320キロメートルで移動可能です。また、温室効果ガスは排出しないカーボンフリーを実現します。航空当局からの認証取得時には、大型旅客機と同基準での認定を目指しており、ヘリコプターと比べ高い安全性の確保を目指しています。

ニュース画像 1枚目:離着陸時のイメージ
離着陸時のイメージ

アメリカン航空、ヴァージン・アトランティック航空、アヴァロンは発注理由として、定期便で空港に到着した旅客が最終目的地に到着するまでの2次アクセスを大幅に改善できることをあげています。空港は都市の中心部と離れていることが多く、eVTOLの利用で大幅に時間を節約でき、自動車・電車などと比べても圧倒的に環境に優しい新たな移動手段です。

例えばロンドン・ヒースロー空港に到着し、世界的に有名な大学が所在するケンブリッジに向かう場合、車での所要時間はおよそ1時間30分です。バーティカル・アエロスペースの「VA-X4」を利用すると、22分で到着できる計算です。

ニュース画像 2枚目:飛行中はローター部が前方に向き、スピードが出る仕様
飛行中はローター部が前方に向き、スピードが出る仕様

この機体開発には、マイクロソフト、ロールス・ロイス、ハネウェル、アメリカン航空、アヴァロンが投資しています。ヴァージン・アトランティック航空は、ローンチカスタマーとして機体開発にこれまでの航空事業で培ったノウハウ提供などで協力します。初号機は2024年後半に納入される予定で、まずはロンドン・ヒースロー空港、ロンドン・ガトウィック空港、マンチェスター空港のハブ空港に導入する計画です。

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