ブルーインパルス、東京オリ・パラ開幕にあわせ祝賀飛行

ブルーインパルス、東京オリ・パラ開幕にあわせ祝賀飛行

ニュース画像 1枚目:ブルーインパルス、都心でカラースモークを使った飛行を実施へ (kitayocchiさん撮影)
© FlyTeam kitayocchiさん
ブルーインパルス、都心でカラースモークを使った飛行を実施へ (kitayocchiさん撮影)

航空自衛隊の第4航空団第11飛行隊「ブルーインパルス」は、2021年7月23日(金)の「東京2020オリンピック」、8月24日(火)の「東京2020パラリンピック」とそれぞれの開会式に合わせ、国立競技場の上空を飛行します。開会式はオリンピック、パラリンピック共に20時開始ですが、その前の日中に飛行し、開幕を祝います。青、黄、黒、緑、赤のカラースモークを使い、会場上空に五輪マークを描く飛行が披露されるとみられます。東京都心でカラースモークを使う飛行は、1964年以来とみられます。

「ブルーインパルス」の国立競技場の上空での飛行は2014年5月31日(土)、改修前の国立競技場ファイナルイベント「SAYONARA 国立競技場 FINAL FOR THE FUTURE」以来の飛行です。その際は、白いスモークを大空になびかせて飛行しました。

東京都内ではその後、2017年9月16日(土)に八王子市市制100周年記念行事「全国都市緑化はちおうじフェア」の開幕、2019年9月20日(金)に調布市の東京スタジアムで開幕戦を迎えた「ラグビーワールドカップ2019」で飛行。2020年5月29日(金)には、新型コロナウイルス感染症で医療従事者などエッセンシャル・ワーカーへの敬意と感謝を示すため、東京都心を広く駆け抜ける飛行を実施しました。

ニュース画像 1枚目:国立競技場の上空を飛行するのは2014年以来 (のり巻きさん撮影)
© FlyTeam のり巻きさん
国立競技場の上空を飛行するのは2014年以来 (のり巻きさん撮影)

こうした過去の東京都心、あるいは周辺の飛行時にリモート基地として使用されたのは入間基地です。過去の事例で、今回のオリンピックにあわせた飛行と同様に参考になる2014年5月は、入間基地を離発着し、デルタ、スワン、グランドクロス、リーダーズベネフィットの隊形で水平直線の航過飛行を実施しました。事前訓練は前日に30分程度で実施されました。

ブルーインパルスは、1964年の東京オリンピック時にF-86Fセイバーでカラースモークでオリンピック・シンボルを描いています。2020年3月にボーイング787型機が松島基地に聖火を輸送した際にも、ブルーインパルスはT-4でカラースモークを使い、6機でオリンピック・シンボルを大空に描きました。

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