岩国基地所属のMCH-101、6月18日に部品落下事案が発生

岩国基地所属のMCH-101、6月18日に部品落下事案が発生

ニュース画像 1枚目:海上自衛隊 MCH-101ヘリコプター
© 海上自衛隊
海上自衛隊 MCH-101ヘリコプター

海上自衛隊岩国航空基地の第111航空隊は、2021年6月18日(金)にMCH-101ヘリコプターでの飛行後、部品紛失が発生したと発表しました。那覇飛行場で発着していた際に発生。ステンレス製のテールローター・ハブ・ドライブ・ピン、重さおよそ0.8グラム(g)の部品を紛失しました。

この事案を受け、岩国基地が所在する地元自治体は第31航空群に遺憾の意を伝え、原因の早期究明、機器の点検整備や安全点検の徹底により再発防止を要請しています。岩国基地は関係者に陳謝し、要請内容を真摯に受け止め、究明や再発防止につなげると回答しています。

この事案は、6月18日(金)に那覇飛行場から那覇市上空を飛行したのち着陸、その後再び離陸し、那覇市上空、豊見城市上空から洋上での飛行を経て着陸した2回の飛行時に発生したとみられています。那覇飛行場に着陸後、13時40分ごろに実施した飛行後点検で紛失が確認されました。海自は落下の原因について調査中です。また、落下した部品を那覇飛行場内で捜索したものの、発見されていません。

岩国航空基地の所属機では2020年から断続的に同様の事案が発生しています。2020年は4月27日(月)にEP-3、10月31日(土)にU-36A、11月23日(月)にMCH-101、2021年に入り3月17日(水)にU-36A、4月15日(木)にOP-3Cでそれぞれ部品落下の事案が公表されています。

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