東北エアサービス、BK117C-2受領 リースでドクターヘリとして運用

東北エアサービス、BK117C-2受領 リースでドクターヘリとして運用

ニュース画像 1枚目:ドクターヘリ仕様のBK117C-2
© 川崎重工
ドクターヘリ仕様のBK117C-2

川崎重工は2021年6月24日(木)、川崎式BK117C-2型ヘリコプターを東北エアサービスに納入したと発表しました。みずほリースが発注した機体で、東北エアサービスとリース契約を締結しています。C-2型ヘリコプターとして国内46機目で、救急医療用ドクターヘリとして運用されます。

BK117は、機体後部に観音開きの大きなクラムシェル・ドアを備え、担架など資機材をスムーズに搬出入できます。客室に広いスペースを確保しながらも、コンパクトな胴体、優れた安全性、機動性などが高く評価されています。国内では、ドクターヘリをはじめ、人員・物資輸送、警察、消防・防災、報道など多用途に運用されています。

ドクターヘリとして運用されるため、EMS(Emergency Medical Service)キットが搭載されます。主に医療専用床、担架、医療席、看護師席、付添人席、側壁医療機材ラック、天井や側方レール、前方医療用キャビネット、照明灯・医療用機材用の電源ユニットなどが装備されます。

この川崎BK117ヘリコプターは、開発当時はメッサーシュミット・ベルコウ・ブローム(MBB)、現在のエアバス・ヘリコプターズと共同開発。国産ヘリコプターとして初めて型式証明を取得した中型双発機で、川崎重工の納入分で181機を数えています。

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