ルフトハンザドイツ航空、完全退役したA340-600を一時復活

ルフトハンザドイツ航空、完全退役したA340-600を一時復活

ニュース画像 1枚目:ルフトハンザドイツ航空 A340-600型機
© Lufthansa Group
ルフトハンザドイツ航空 A340-600型機

ルフトハンザドイツ航空は2021年6月25日(金)、退役させたエアバスA340-600型を5機、一時的に定期便の運航ラインに戻すと発表しました。A340-600はファースト8席、ビジネス44席、プレミアムエコノミー32席、エコノミー213席、計297席の機体です。ミュンヘン空港を発着する便でファーストクラスを装備する機材の投入で、プレミアムサービスを強化します。

復活させるA340-600は2022年夏スケジュールから、主にミュンヘン発着の北米やアジアの都市へ向かう定期便に使用されます。2023年夏の終わりには、ファーストクラスを装備する初めてのエアバスA350-900型が加わる予定です。

この新機材が導入されるまで、プレミアムサービスを早期に強化する施策です。ビジネスやレジャーでのプレミアム需要が高まっていることを受け、ルフトハンザは4発機を再び稼働を決定しました。

ルフトハンザはコロナ禍前はA340-600を17機保有していましたが、全て退役させる決定したのち、現在12機の売却手続きが進められています。再稼働する5機は現在、売却手続きで購入先が決定しておらず、一時的に運航ラインに戻したのち、再度売却手続きに入る予定です。

5月にルフトハンザはボーイング787-9型を5機、A350-900型を5機、計10機の長距離路線むけの機材を追加で購入契約しています。この発注で最初の機体は2021年冬に定期便に投入される予定です。

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