スターフライヤー、A320neoに新客室仕様Airspace採用 モニター廃止

スターフライヤー、A320neoに新客室仕様Airspace採用 モニター廃止

ニュース画像 1枚目:エアバス「AirSpace」仕様の客室イメージ
© スターフライヤー
エアバス「AirSpace」仕様の客室イメージ

スターフライヤーは2023年1月、新エンジンを搭載したエアバスA320neo型機をリースで導入します。このA320neoの客室として、エアバスが開発した最新仕様の「Airspace(エアスペース)」の採用を決定しました。日本の航空会社で「Airspace」の導入は、初めてです。

A320neo導入に合わせ、現在使用するA320ceoの全席に搭載するシートバックモニターを廃止します。A320neoでは、安定した通信環境を提供できる最新の高速Wi-Fiサービスを提供します。アフターコロナを見据え、スターフライヤーは客室仕様や機内設備などを見直しました。

エアバス「Airspace」は、エアバスA330neo型とエアバスA350型のワイドボディ機に導入した新客室ブランド。快適性、上質な機内環境など航空会社が差別化できる様々な客室装備のオプションが用意されています。A320ファミリーへの導入は2017年に発表されています。

これまで5個のバッグを収納していた頭上の手荷物入れは、A320neoでは「Airspace Bin(エアスペース・ビン)」と呼ばれ、8個収納できるよう収納力が向上しています。また、客室幅を広くする新しい壁面パネルが使われ、シェードと窓枠が一体化し、座席から見ると窓が広くなり、より広い視界の景色を楽しめるようになっています。

ラバトリーはムードライティングを備え、抗菌加工が施され、自動の芳香器や心地よいサウンドが流れます。こうした機内各所の快適性が高められた仕様が「Airspace」に採用されています。

ニュース画像 1枚目:スターフライヤー A320neo イメージ
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スターフライヤー A320neo イメージ

スターフライヤーはSMBCアビエーション・キャピタルとリース契約しており、2023年1月、2024年9月、2025年6月にそれぞれ1機ずつ導入します。最初の2機は8年、3機目は10年契約です。

A320neoはエアバスが製造するA320ファミリーの最新シリーズで、新型エンジンを搭載した単通路機。これまでのA320ceoに搭載する従来型エンジンと比べ、燃費効率は約20%改善し、1機あたりの二酸化炭素排出量は年間約5,000トン削減されます。年間運航コストも1機あたり14%削減、整備コストは約5%削減できます。

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