オランダ政府、仮想敵業務担う米ドラケンにF-16売却 最大40機

オランダ政府、仮想敵業務担う米ドラケンにF-16売却 最大40機

ニュース画像 1枚目:F-16AMファイティングファルコン 「J-201」
© Defensie gebruikt
F-16AMファイティングファルコン 「J-201」

オランダ政府は2021年6月30日(水)、アメリカのドラケン・インターナショナルにF-16ファイティングファルコン戦闘機12機の売却契約を締結したと発表しました。契約は12機分ですが、オプションで28機がドラケン・インターナショナルに譲渡され、最大で計40機が引き渡しされる予定です。オランダ政府によると、ドラケン・インターナショナルはF-16を使い、アメリカ空軍・海軍に仮想敵業務を提供します。

契約したF-16は、2022年に引き渡しされる予定です。オプションの28機は2024年5月に退役予定です。オランダ政府は、オランダ空軍にF-35ファイティングファルコンの導入を進め、まずF-16の12機を先に退役させる計画です。

アメリカでは2021年5月、民間企業として初めてF-16ファイティングファルコンによる初飛行が実施されました。これは防衛関連企業のトップエースがイスラエルから購入した初期型のF-16A/Bで飛行したものです。トップエースもF-16取得でアメリカ空軍の訓練時に技量向上につなげる敵役を演じるアグレッサー、仮想敵業務を提供する予定です。

オランダ空軍は、アメリカ政府からの対外有償軍事援助(FMS)でジェネラル・ダイナミクスF-16AM/BMを計100機超を導入、80機超を運用しています。

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