アメリカ海兵隊F-35C、初のFOC宣言 2022年に空母搭載へ

アメリカ海兵隊F-35C、初のFOC宣言 2022年に空母搭載へ

ニュース画像 1枚目:FOC宣言したアメリカ海兵隊 F-35C
© U.S. Marine Corps photo by Cpl. Cervantes, Leilani
FOC宣言したアメリカ海兵隊 F-35C

アメリカ海兵隊の第314海兵戦闘攻撃中隊(VMFA-314)「ブラック・ナイツ」は2021年7月1日(木)、F-35CライトニングIIの完全作戦能力(FOC:Full Operational Capability)を宣言しました。初期作戦能力(IOC)の獲得宣言は2020年12月で、およそ6カ月で戦闘任務に従事できる体制を整えました。F-35Cはアメリカ海軍とアメリカ海兵隊で運用され、海兵隊F-35CのFOC宣言はVMFA-314が初めてです。

VMFA-314ブラック・ナイツは、ミラマー海兵隊航空基地の第3海兵航空団隷下では第311海兵戦闘攻撃中隊(VMFA-311)とともにF-35Cを擁する2個飛行隊の1つ。従来はF/A-18Aホーネットを運用していましたが、2019年からF-35Cへの移行を開始していました。FOCを受け、2022年にはアメリカ海軍の空母に搭載され、空母打撃群を構成する予定です。

VMFA-314のF-35C初号機は2020年1月21日(火)、配備されました。FOC宣言に至るまで主基地のミラマーだけでなく、他の基地施設、空母艦内での整備、離着艦の体制づくりに多くの時間がかけられ、体制整備が進められました。FOC宣言で、戦闘任務に付く体制が整っていることを示しています。

空母への配備に向け、引き続き通信、医療、操縦、艦上訓練などを実施します。これにより、艦載機として作戦を支援する準備を整えられます。

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