ニューギニア航空、成田線に投入した737-700退役 過去には特別塗装も

ニューギニア航空、成田線に投入した737-700退役 過去には特別塗装も

ニュース画像 1枚目:ニューギニア航空 737-700 (べガスさん撮影)
© FlyTeam べガスさん
ニューギニア航空 737-700 (べガスさん撮影)

ニューギニア航空は、保有していたボーイング737-700型機を退役させた模様です。機体記号(レジ)「P2-PXD」は2021年6月20日(日)に本拠地のポートモレスビーから、ホノルルを経由し、アーカンソー州のアーカンソー国際空港にフェリーされました。

「P2-PXD」は、ニューギニア航空として本格的に導入した初のボーイング737型でした。1989年11月から半年未満、リースで737-200型を導入したことがありますが、パプアニューギニア国籍の機体記号の登録を経て導入。ビジネスクラス16席、エコノミークラス106席、合計122席の仕様でした。

当初は特別塗装機としてポートモレスビー発着のシドニー、ブリスベン線に当初投入されました。ココダ70「ココダキャンペーン」塗装として、最後の時期に日本との定期便が運航されている成田線にも使用されました。「ポートモレスビー2015 パシフィックゲーム」のロゴも塗装して運航したことがあります。

ニュース画像 1枚目:ココダ70「ココダキャンペーン」特別塗装機 (White Pelicanさん撮影)
© FlyTeam White Pelicanさん
ココダ70「ココダキャンペーン」特別塗装機 (White Pelicanさん撮影)

ニューギニア航空の定期便は、成田に夜間到着、かつ週1便または週2便程度で運航。撮りにくい航空会社としてマニアには知られています。このため、少ない定期便に特別塗装機も飛来するチャンスがさらに少なく、珍しさが際立ちます。それでも、厳しい撮影環境の中、この航空会社の写真撮影を楽しもうと多くの方がチャレンジを続けています。

ニュース画像 2枚目:ポートモレスビー2015 パシフィックゲーム・ロゴ付き (mameshibaさん撮影)
© FlyTeam mameshibaさん
ポートモレスビー2015 パシフィックゲーム・ロゴ付き (mameshibaさん撮影)

ニューギニア航空は、成田/ポートモレスビー線の旅客便の運休を2020年5月に決定していますが、それ以降は貨物便として、成田に飛来していました。この機体の日本への最後の運航は、コロナ前に運航された成田/ポートモレスビー線の旅客便は、2020年3月7日(土)が最後。その後に2020年12月4日(金)、成田着PX9054便として飛来、PX9055便としてポートモレスビーに向かう臨時便として運航されています。

なお、「P2-PXD」は1998年10月に初飛行した機齢23年目の機体です。当初はデンマークのマースク航空、イギリスのアストライオス航空での運航を経て、ニューギニア航空に導入されました。エンジンはCFMインターナショナル製のCFM56-7Bを搭載していました。

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