ヴァージンの宇宙飛行、7月11日はライブ配信 ブランソン会長も搭乗

ヴァージンの宇宙飛行、7月11日はライブ配信 ブランソン会長も搭乗

ニュース画像 1枚目:ヴァージン・ギャラクティック 宇宙飛行の様子
© Virgin Galactic
ヴァージン・ギャラクティック 宇宙飛行の様子

ヴァージン・ギャラクティックは2021年7月11日(日)にも、乗員6名でサブオービタル機のスペースシップ2「VSSユニティ」による試験飛行を実施します。6名のうち1名は、ヴァージン・グループのトップのサー・リチャード・ブランソン会長が搭乗します。

この様子はライブ配信される予定で、ヴァージン・ギャラクティックのウェブサイトをはじめ、Twitter、YouTube、Facebookでも放映されます。この配信は、アメリカ東部時間9時、日本では7月11日(日)22時にスタートします。なお、最終的にフライトが実施されるかは、天候などにも影響されます。

ニュース画像 1枚目:ヴァージン・ギャラクティック 7月11日搭乗メンバー
© Virgin Galactic
ヴァージン・ギャラクティック 7月11日搭乗メンバー

VSSユニティは2018年12月、初めて宇宙空間を飛行して無事に地球に帰還。これ以来、21回の飛行が実施されています。試験飛行を重ね、アメリカ連邦航空局(FAA)は2021年6月25日(金)、商用宇宙輸送を認可しました。これは5月の試験飛行の成功を受けたもので、7月は認可を受けた後、初めての試験飛行となります。

宇宙には短い滞在時間ですが、今回の試験飛行はFAA認可後に実施される旅客を乗せた形式に近い宇宙旅行を実現する飛行になります。特に、今回は6名が乗り、これまでの試験飛行で機長、副操縦士、ヴァージン・ギャラクティックの社員3名と大きく異なります。

ニュース画像 2枚目:ヴァージン・ギャラクティック「VSSユニティ」宇宙飛行
© Virgin Galactic
ヴァージン・ギャラクティック「VSSユニティ」宇宙飛行

この6名のうち1名は、ヴァージン・グループのトップのサー・リチャード・ブランソン会長です。ブランソン会長は今後、同社が運航する宇宙旅行に向かう人たちと同じ訓練、準備を行っています。これまでも様々なチャレンジで先頭に立ってきたブランソン会長は、この宇宙へのフライトにも搭乗し、その体験を発信することも期待されています。

ニュース画像 3枚目:ヴァージン・ギャラクティック 母機ホワイトナイト2
© Virgin Galactic
ヴァージン・ギャラクティック 母機ホワイトナイト2

VSSユニティは、母機とともに高度1万3,000メートル付近まで上昇、そこで切り離された後、ロケットエンジンで音速の約3倍に加速。高度83キロ付近で無重力状態に到達し、アメリカ航空宇宙局(NASA)が定める「宇宙空間」を経て、地上へ戻ってきます。

■VSSユニティ 2021年5月 試験飛行
■7/11 ヴァージン・ギャラクティックのフライト
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