英ウォレス国防相、A330MRTT「ボイジャー」で来日 空母打撃群訪問前に

英ウォレス国防相、A330MRTT「ボイジャー」で来日 空母打撃群訪問前に

ニュース画像 1枚目:羽田に駐機するA330 MRTT (チャレンジャーさん撮影)
羽田に駐機するA330 MRTT (チャレンジャーさん撮影)

イギリス国防省のベン・ウォレス大臣が2021年7月19日(月)に来日しました。7月20日(火)には岸防衛相と日英防衛相会談を実施しました。イギリス空軍(RAF)のA330マルチロール・タンカー・トランスポート(MRTT)「ボイジャー」で来日したと見られます。RAFボイジャー「ZZ335」が羽田空港に駐機されていることが確認されています。

RAFのボイジャーは最大航続距離13,430キロメートルです。RAFはボイジャーの運用でA330MRTTを改修してA330-200旅客機として民間航空会社へリースしたり、VIP用ボイジャーが「ユニオンジャック」塗装となっているなど、通常のグレー塗装以外にも様々な仕様の機体を運用しています。

ボイジャーは、イギリスの民間企業、エア・タンカーがRAFと契約し、A330 MRTTを14機供給しています。エア・タンカーとRAFの契約には、空中給油機として必要としない場合はA330 MRTTをエア・タンカーがリースできる契約条項があり、軍用機から民間機へ用途変更できるようになっています。

ニュース画像 1枚目:空自CH-47J/LRで横田基地に到着したウォレス国防相
空自CH-47J/LRで横田基地に到着したウォレス国防相

なお、来日したウォレス国防相は、日英防衛相会談を前に横田基地の在日アメリカ軍司令部と航空総隊を視察、横須賀の記念艦「三笠」を訪問しました。アメリカ軍司令部では同行するRAF参謀長のマイク・ウィグストン空軍大将、イギリス海軍の第1海軍卿兼海軍参謀長のラダキン大将も参加し、日英米の三国間関係の協力を議論しました。航空総隊では、航空幕僚長と航空総隊司令官と懇談しています。さらに、「三笠」では、松川防衛政務官が同行し、日露戦争時の日本海海戦で貢献したイギリスの技術について讃えられ、今後の協力を確認しました。

ニュース画像 2枚目:日英防衛相会談
日英防衛相会談

日英防衛相会談では、日英間の防衛協力が新たな段階に入り、イギリスも「自由で開かれたインド太平洋」の重要性について合意しました。現在、日本に向けて航海中の空母「クイーン・エリザベス」を旗艦とする空母打撃群の日本寄港や共同訓練など防衛協力について幅広く議論したと見られます。ウォレス国防相は会談後、菅首相と会談し、インド・太平洋地域にイギリスが改めて責任を果たしていくと表明しました。

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