愛知県、セントレアの2本目滑走路に向け具体的な将来構想を議論へ

愛知県、セントレアの2本目滑走路に向け具体的な将来構想を議論へ

ニュース画像 1枚目:セントレア 空港島
© 中部国際空港
セントレア 空港島

愛知県は2021年7月29日(木)、「中部国際空港将来構想推進調整会議」を開催します。この調整会議は、地域の関係者が中部国際空港(セントレア)に関する情報を共有し、滑走路2本が実現した際の具体的な構想を2021年度内にまとめます。

セントレアの2本目滑走路設置に向けては、用地確保にめどがたちました。これは、名古屋港の港湾施設を機能強化・機能維持のために発生する浚渫土砂を処分する目的で、中部国際空港沖公有水面埋立事業として動き出しており、2021年度中に護岸工事が始まる予定です。

設置される調整会議では、地域関係者が情報を共有し、2本の滑走路が実現した際、その機能や役割、構想など、具体的な議論を部会を設けてまとめていきます。2本目の滑走路設置では、東海3県1市の行政・経済団体で構成する中部国際空港二本目滑走路建設促進期成同盟会があります。こちらは、政府や自由民主党、国土交通省への要望活動を実施しており、この要望活動と異なる会議体として新設されます。

愛知県の大村知事は、選挙の際にセントレアについて2本目滑走路による完全24時間化の実現に加え、LCCや貨物航空会社の誘致を含む航空ネットワークの充実を公約に掲げています。こうした課題は、「あいち重点政策ファイル330プラス1」としてロードマップを示し、進捗管理をしながら県の政策課題として取り組んでいます。

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