イギリス空軍次世代戦闘機「テンペスト」、開発本格化 日本とも協力へ

イギリス空軍次世代戦闘機「テンペスト」、開発本格化 日本とも協力へ

ニュース画像 1枚目:次世代戦闘機「テンペスト」 イメージ
© Royal Air Force
次世代戦闘機「テンペスト」 イメージ

イギリス国防省は2021年7月29日(木)、「チーム・テンペスト(Team Tempest)」と2億5,000万ポンドの契約を締結したと発表しました。イギリス空軍(RAF)が次世代戦闘機の開発に向け、研究・開発を継続・促進する契約で、テンペスト・プログラムのコンセプト・評価に向けた本格的な着手を意味します。イギリスは、今後4年間で20億ポンド以上をテンペスト・プロジェクトに投資する方針で、この最初の契約です。「チーム・テンペストは、BAEシステムズ、レオナルドUK、MBDA、ロールス・ロイスが参画しています。

ニュース画像 1枚目:テンペストの機能イメージ
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テンペストの機能イメージ

テンペスト・プログラムは現在、将来の戦闘航空システムを定義し、設計を開始するコンセプト・アセスメント・フェーズの段階です。今回の契約により、技術要件と機能要件を定義し、テンペストを実現するコンセプトを開発します。テンペストは、人工知能、機械学習、自律システムなどの最先端技術を採用した将来戦闘機として、2030年代半ばの運用をめざしています。

テンペスト・プログラムは、日本にとっても進捗は注目される事業。日本を訪問していたウォレス英国防相は7月20日(火)、岸防衛相との日英防衛相会談で日本が開発する次期戦闘機についてエンジンシステムに重点を置いたサブシステムレベルでの協力について一致しています。イギリスは、日本以外にもパートナーの参加を歓迎する方針です。

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