アメリカ海軍は2021年7月29日(日)、パタクセントリバーでMQ-4CトライトンのIFC-4が初飛行したと発表しました。IFC-4は、アメリカ海軍、オーストラリア、政府・航空業界チームで構成されるトライトンの統合テストチーム(ITT)により、初飛行時に機能と初期の試験項目のチェックが実施されました。IFC-4の初期作戦能力(IOC)の獲得は、2023年の予定です。
IFC-4は現在、グアムのアンダーセン基地から三沢基地に拠点を移動して活動するMQ-4CトライトンIFC-3のアップグレードされたバージョンです。IFC-4は情報、監視、偵察、ターゲティング(MISR&T)移行計画の一部として、ミッションセンサー機能がアップグレードされています。
現在、IFC-3のMQ-4Cトライトンは、三沢の第72任務部隊(CTF-72)の管轄下で第19無人機哨戒飛行隊(VUP-19)が2機を展開しています。今回のアップグレードはSIGINT機としての能力を高めていますが、計画では2024年にもIFC-5へのアップグレードが引き続き予定されています。これにより、P-8Aポセイドンを補完する役割と、長時間滞空できる航空機としての能力を発揮した情報、監視、偵察(ISR)任務の能力強化に取り組んでいます。