F-35C・CMV-22搭載初パトロール、空母カール・ヴィンソン出港

F-35C・CMV-22搭載初パトロール、空母カール・ヴィンソン出港

ニュース画像 1枚目:空母カール・ヴィンソン(CVN-70)とCVW-2がサンディエゴを出港
© U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist 2nd Class Josiah J. Kunkle
空母カール・ヴィンソン(CVN-70)とCVW-2がサンディエゴを出港

カール・ヴィンソン空母打撃群(CVCSG)が2021年8月2日(月)、サンディエゴを出港し、パトロールを開始しました。今回のパトロールは、空母「カール・ヴィンソン(CVN-70)」に搭載されている第2空母航空団(CVW-2)でF-35CライトニングIIとCMV-22Bオスプレイに機種更新され、初めてのパトロールです。

ニュース画像 1枚目:CVN-70に搭載されたVFA-147アルゴノーツのF-35CライトニングII
© U.S. Navy photo by Logistics Specialist 2nd Class Brandon Bacon
CVN-70に搭載されたVFA-147アルゴノーツのF-35CライトニングII

CVW-2は、第147戦闘攻撃飛行隊(VFA-147)「アルゴノーツ」がF-35CライトニングII、第30艦隊支援多任務飛行隊(VRM-30)タイタンズがCMV-22オスプレイをそれぞれ装備しています。CVN-70は、今回の航海を前に17カ月間の定期整備とF-35CライトニングIIの任務能力に対応する改修が施されていました。これにより、F/A-18E/FとF-35Cという第4世代・第5世代戦闘機を組み合わせて搭載・運用する初めての空母となりました。

ニュース画像 2枚目:VRM-30のCMV-22Bオスプレイ、CVN-70に着艦する様子
© U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist 3rd Class Aaron T. Smith
VRM-30のCMV-22Bオスプレイ、CVN-70に着艦する様子

カール・ヴィンソン空母打撃群(CVCSG)の航海を前に、すでにハワイ諸島の作戦地域で、CVW-2の空母艦載機は海兵隊、空軍、沿岸警備隊の航空機との統合訓練飛行をはじめ、複数の相互運用を実施しています。さらに、様々なシミュレーションや演習を通じ、空母打撃群の能力を完全発揮できる確認が実施されていました。

カール・ヴィンソン空母打撃群(CVCSG)はどこの方面に向かうのか発表されていませんが、第3艦隊に所属する空母「カール・ヴィンソン(CVN-70)」は東太平洋地域を任務地域としていますが、西太平洋まで向かいイギリスの空母「クイーン・エリザベス(R08)」との演習の有無なども注目されます。

■CVW-2所属飛行隊
第147戦闘攻撃飛行隊 (VFA-147) アルゴノーツ F-35C
第2戦闘攻撃飛行隊 (VFA-2) バウンティ・ハンターズ F/A-18F
第113戦闘攻撃飛行隊 (VFA-113) スティンガース F/A-18E
第192戦闘攻撃飛行隊 (VFA-192) ゴールデン・ドランゴンズ F/A-18E
第136電子攻撃飛行隊 (VAQ-136) ガントレッツ EA-18G
第113早期警戒飛行隊 (VAW-113) ブラック・イーグルズ E-2D
第30艦隊支援多任務飛行隊(VRM-30)タイタンズ CMV-22
第4ヘリコプター海上作戦飛行隊 (HSC-4) ブラック・ナイツ MH-60S
第78ヘリコプター海洋攻撃飛行隊 (HSM-78) ブルー・ホークス MH-60R
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