米C&L、サーブ340型6機を貨物専用機に改修・売却 元JAC機か

米C&L、サーブ340型6機を貨物専用機に改修・売却 元JAC機か

ニュース画像 1枚目:かつて国内で活躍していたサーブ340B「JA001C」(ひろえもんさん撮影)
© FlyTeam ひろえもんさん
かつて国内で活躍していたサーブ340B「JA001C」(ひろえもんさん撮影)

アメリカのC&Lエアロスペースは2021年8月4日(水)、サーブ340型6機をレジェンド・エアウェイズへ売却する契約を締結したと発表しました。C&Lは、6機すべて貨物専用機に改造しており、契約を受け最初の2機を納入、残る4機も2021年末までに納入される予定と明らかにしています。

メイン州バンガーを拠点とするC&Lエアロスペースは、世界最大級のサーブ340型のMRO施設を運営し、この機種のアフターマーケット・サポートで多くの実績があります。主な業務として、航空機やエンジンの販売・リースプログラムをはじめ、部品サポート、重整備、内装改修、解体、エンジン分解、航空機の管理などを手がけており、今回の契約では自社で貨物専用機への改修を行なっています。

発表されたレジェンド・エアウェイズへ売却されるサーブ340型6機のうち、一部は日本エアコミューター(JAC)または北海道エアシステムで活躍した機材が貨物専用機に改修され、引き渡しされると見られます。C&LはJACから10機、HACから3機、計13機を購入。JACの10機のうちクック諸島のラロトンガ航空に2機、スカイバハマ・エアラインズに1機が引き渡しされているほか、「JA001C」「JA002C」は貨物機へ改修されていると見られます。

なお、JACで活躍したサーブ340では「JA8888」が「N331CL」に登録が代わり、マサチューセッツ工科大学リンカーン研究所でレーダー試験機として使用される様です。ハンスコム空軍基地を拠点に飛行している模様です。この研究所では、ボーイング707型の「N404PA」を使用した同様の研究が実施されていましたが、この機体は2020年に退役しています。

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