ラタム・エアラインズ、A320neoファミリーを28機追加発注

ラタム・エアラインズ、A320neoファミリーを28機追加発注

ニュース画像 1枚目:ラタム・エアラインズ A320 イメージ
© LATAM
ラタム・エアラインズ A320 イメージ

ラタム・エアラインズ・グループ(LATAM)は2021年8月5日(木)、エアバスA320neoファミリー28機の追加購入を発表しました。LATAMは42機の購入を以前に契約していますが、これに追加した単通路機の機数拡大です。この契約により現在、チャプター11で経営再建を進めており、今後の持続的な成長を支える計画の1つでもあります。28機の追加購入は、経営再建手続きを監督するアメリカの裁判所に提出されています。

A320neoファミリーは、以前の発注分を含め計70機となります。この新機材は効率的なエンジン、空力の改善、消費燃料が20%削減されるなど最新のテクノロジーを採用。排出する二酸化炭素量の削減、騒音抑制も実現でき、環境面でも大きく改善を図ることができます。

この契約発表と同時に、ジョイントベンチャー契約を締結しているデルタ航空との定期便のコードシェアを念頭にした接続性の向上と連動し、南米とカリブ海地域の往来の利便性も高めたいと、LATAMはコメントしています。短・中距離向けの機材を発注した一方、受領していないエアバスA350型2機はキャンセルし、長距離路線よりも接続性を高める戦略を描いている模様です。

LATAMは2021年5月、発注済みのボーイング787-9型機4機、ボーイング777-200貨物機1機、計5機の発注キャンセルでボーイングと合意。LATAMは、保有機の機数と機種数の削減に取り組んでおり、4月にはA350-900の完全退役を発表済み。これと別に5月には、ボーイング767-300型ボーイング・コンバーテッド・フレイター(BCF)追加発注し、2023年までに最大21機を保有する計画を発表しています。

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