タタとTAI、ボーイング737向けファンカウル製造受注 2025年から納入

タタとTAI、ボーイング737向けファンカウル製造受注 2025年から納入

ニュース画像 1枚目:ボーイング737 MAX イメージ
© Boeing
ボーイング737 MAX イメージ

タタ・アドバンスド・システムズ(TASL)とターキッシュ・アエロスペース(TAI)はそれぞれ、ボーイング737向けファンカウルの製造・供給を契約しました。現在は、エアバスがエンジンをカバーするファンカウルを製造していますが、2025年からそれぞれ50%ずつ供給します。

ファンカウルは、エンジンのインレット部分に続く外部をカバーする部材で、エンジンに取り付けられた各種コンポーネントなどを保護する役割があります。エンジン1基に付き左右のファンカウルがあり、整備時にはファンカウルを外してエンジン部分にアクセスして作業を行います。

両社ともボーイングとの関係を強化する契約で、TASLはハイデラバードの施設で製造、TAIはアンカラの施設で製造します。TASLは、ナグプール、バンガロール、ハイデラバードの施設で、ボーイング向けのシステムやコンポーネントを製造しており、ボーイング787ドリームライナー向けに複合床梁を納入しています。また、TAIは現在、アンカラでボーイング向け787ドリームライナーのエレベーター、貨物パネル、水平尾翼、737エレベーターの製造を手がけています。

メニューを開く