アマゾン(Amazon.com)は2021年8月11日(水)、アメリカのシンシナティ・ノーザンケンタッキー国際空港に建設を進めていた専用貨物施設「アマゾン・エア・ハブ」の運用を開始しました。アマゾンは2019年5月にアマゾン・エアが運航する航空貨物便向け専用施設として着工。投資額は15億ドル、新たに2,000名超を雇用します。
このアマゾン・エア・ハブは、アマゾン傘下の貨物航空会社のアマゾン・エアがアメリカ国内で運航する貨物ネットワークの中心的なハブとして今後、大きな役割を果たします。この貨物施設は7.5万平方メートルで、東京ドームの1.6倍の広さを確保しています。建物7棟、航空機の駐機場、立体駐車場なども備えています。
仕分け施設には、荷物の移動・仕分けにロボット技術が採用されており、ロボット・アーム、数マイルに及ぶ連結コンベヤ、従業員向けに人間工学に基づいたワークステーションなどが設けられています。設備は今後も拡充される予定で、2022年には屋根にソーラーパネルを設置し、近隣コミュニティで使用する電力を供給します。
アマゾン・エアは、アメリカ国内で40を超える地点に就航し、ドイツのライプツィヒ・ハレ空港にヨーロッパのハブを立ち上げ、拡大する需要に対応しています。