岩国基地に配備されているアメリカ海兵隊の第121戦闘攻撃中隊(VMFA-121)グリーンナイツのF-35BライトニングIIは2021年8月、三沢基地に訓練移動しました。VMFA-121は、アメリカ空軍第35戦闘航空団(35FW)の第14戦闘飛行隊(14FS)のF-16CJ/DJファイティングファルコンと訓練、さらに航空自衛隊とも相互運用性を高め、高い習熟度と即応性の維持を目的としていました。
VMFA-121は、三沢基地近くの天ヶ森射爆撃場(Draughon Range)を使用し、ノースロップ・グラマン製の擬似環境を作るレーダー機器を使い、敵からのミサイルなど地対空ミサイルからの攻撃や脅威への対応、敵防空網制圧(SEAD)任務への能力を向上する訓練を重ねました。また、アメリカ空軍のF-16ファイティングファルコンとの統合も実施しました。
空自とも交流を重ね、海兵隊、空自ともに使用するF-35について、パイロットと整備員たちがそれぞれ協議を実施しました。