サーブ・グリペンE、火を噴く機動飛行 フィンランド次期戦闘機に猛烈アピール

サーブ・グリペンE、火を噴く機動飛行 フィンランド次期戦闘機に猛烈アピール

ニュース画像 1枚目:カイヴォプイスト・エアショーでのグリペンE、機動飛行
カイヴォプイスト・エアショーでのグリペンE、機動飛行

フィンランドで2021年8月6日(金)に開催されたカイヴォプイスト・エアショーに、サーブのグリペンEが飛行展示しました。フィンランド空軍はF/A-18C/Dホーネットの後継となる次期戦闘機の選定「HXチャレンジ」を実施しており、サーブはグリペンEとグローバルアイAEW&Cを提案。今回のエアショーでは、火を噴く機動飛行を披露し、その選定に向けたサーブの猛烈なアピールを表した様でもあります。このHXチャレンジは、2021年末にも選定作業が終了する予定です。

カイヴォプイスト・エアショーには2021年、8万人近くの観客が集まり、グリペンEの機動飛行が披露されました。グリペンEによる初めてのエアショー参加でもあり、その機体にはサーブのテストパイロット、アンドレ"ブラン"ブレンストロムさんが搭乗し、聴衆を沸かせるフライトを見せました。

ニュース画像 1枚目:サーブのテストパイロット、アンドレ
サーブのテストパイロット、アンドレ

ブレンストロムさんは、エアショー本番が最高の演技を披露でき、着陸した時に陶酔感があるほど素晴らしい演技が披露できたと語っています。サーブによるグリペンEの展示飛行は、2021年に入りフィンランドでのエアショーが初めてのこと。予行を重ねた中で、本番での演技が最高のものだったと語っています。

サーブのデモパイロットは、航空機の性能を示すフライト・シークエンスの考案も重要な仕事の1つ。普段からスウェーデン空軍のデモパイロットと一緒に訓練を重ね、機動の細部にまで磨きをかけています。ただし、空軍とサーブはデモ飛行の目的が異なります。空軍は入隊希望者を募るため夏のシーズンにエアショーを実施していますが、サーブはその機体性能を余すところなく披露することが目的。そのため、サーブによる展示飛行は、機体性能の限界にもチャレンジするため、パイロットは技量を磨き上げ、1年を通して訓練を実施しています。

ニュース画像 2枚目:イギリス空軍はFGR.4で参加、展示飛行中にはドイツ空軍のタイフーンとの編隊飛行も披露
イギリス空軍はFGR.4で参加、展示飛行中にはドイツ空軍のタイフーンとの編隊飛行も披露

なお、カイヴォプイスト・エアショーには、フランス空軍のアクロバットチーム「パトルイユ・ド・フランス」が参加し華を添えました。ただ、各国からの参加機はグリペンEだけでなく、「HXチャレンジ」に提案された戦闘機が参加。イギリス空軍のユーロファイター・タイフーンFGR.4、フランス空軍のダッソー・ラファール、イタリア空軍のロッキード・マーティンF-35Aが参加。ボーイングF/A-18E/Fの代わりに、フィンランド空軍のボーイングF/A-18Cが参加しています。ただし、いずれも軍のパイロットで、メーカー所属のテストパイロットはサーブのみでした。

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