ブリティッシュ・エア、新たな特別塗装機 ブルーで表現したものは?

ブリティッシュ・エア、新たな特別塗装機 ブルーで表現したものは?

ニュース画像 1枚目:特別塗装機「BA BETTER WORLD」
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特別塗装機「BA BETTER WORLD」

ブリティッシュ・エアウェイズは2021年9月7日(火)、機体全体がブルーをまとった新たな特別塗装機「BA BETTER WORLD SUSTAINABILITY PROGRAM」を公開しました。新たな持続可能性プログラム「BA Better World」のスタートに合わせて公開された特別塗装機です。

通常塗装のチャタム・ドックヤードのデザインを維持しながら、機体全体をブルー系で統一。社名部分は「BA BETTER WORLD」に変更、「スピードマーク」のカラーは白、尾翼のユニオンジャックもブルー系で表現し、濃い水色や薄い水色「BAサステイナビリティ・カラー」を使っています。ブルーは、気候変動対策、持続可能な航空燃料(SAF)の積極的な使用で、より良い世界になる、環境に優しい活動を表現しています。特別塗装機は、エアバスA320neoの機体記号(レジ)「G-TTNA」です。

ニュース画像 1枚目:特別塗装機「BA BETTER WORLD」の機体前方。「スピードマーク」は通常の赤と紺のツートンカラーから白に変更
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特別塗装機「BA BETTER WORLD」の機体前方。「スピードマーク」は通常の赤と紺のツートンカラーから白に変更

新たな持続可能性プログラムのスタートにあたり、SAFの契約でイギリスに本社を置くBPと合意。グラスゴーで2021年11月1日(月)から11月12日(金)、「国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)」の期間中、ロンドン発着のグラスゴー、エジンバラ線のすべてのフライトで、BPのSAFを使用します。このSAFは、従来のジェット燃料と混合使用し、最大80%の炭素排出削減が期待されています。

ブリティッシュ・エアウェイズは、脱炭素化への取り組みとして1992年に、二酸化炭素排出量の報告を開始、 2002年にイギリスの排出権取引に航空会社として初めて参加しています。今後についても、ブリティッシュ・エアウェイズ親会社のインターナショナルエアラインズグループ(IAG)は、2050年までにCO2排出量をゼロにする目標を掲げています。

BPとの取り組みでは、SAFへの開発に今後20年間でIAGが4億ドルを投資。ブリティッシュ・エアウェイズもSAFプラント開発、燃料購に向け、イギリスのVelocys、アメリカのLanzaJetと提携。SAFの普及に向けて取り組んでいます。

ニュース画像 2枚目:特別塗装機「BA BETTER WORLD」の機体後方。ブリティッシュ・エアウェイズらしいカラーは機体記号の横のロゴに残る
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特別塗装機「BA BETTER WORLD」の機体後方。ブリティッシュ・エアウェイズらしいカラーは機体記号の横のロゴに残る
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