ヴォルガ・ドニエプルG、北九州空港活用で協議

ヴォルガ・ドニエプルG、北九州空港活用で協議

ニュース画像 1枚目:北九州市とヴォルガ・ドニエプル・グループの協議
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北九州市とヴォルガ・ドニエプル・グループの協議

ロシアのヴォルガ・ドニエプル・グループ(VDG)は2021年9月9日(木)、北九州空港を活用する取り組みについて協議を実施したと発表しました。VDGは特殊大型貨物輸送を得意としており、傘下にアントノフAn-124ルスランを運航するヴォルガ・ドニエプル航空、ボーイング747型機を運航するエアブリッジ・カーゴ・エアラインズがあります。VDGと北九州市は北九州空港の活用で2020年1月に合意しています。

VDGは、海上に建設された利点を活かし、空港島の護岸を使い、海上輸送と航空輸送を組み合わせる「Sea & Air」が可能な北九州空港の利点を活用する方針です。北九州市側では、福岡県、北九州エアターミナルと2021年7月から、国際貨物上屋の増設整備事業に着手し、「九州・西中国の物流拠点空港」を目標に、路線誘致や集貨促進などの取り組みを進めています。

北九州市の長期的な取り組みとして、北九州空港を現在の滑走路2,500メートルを3,000メートルへの延長について、取り組んでいます。計画策定と評価、環境アセスメント、工事の調査・設計などを含め順調に進むと、工事開始は2026年ごろの見込みです。その後押しのためにも、ヴォルガ・ドニエプル航空やエアブリッジ・カーゴ・エアラインズが運航するAn-124、747、さらにボーイング777貨物機の就航で、両者は成長に取り組む方向性を共有しています。

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