ロシア民間機An-26、知床岬で領空侵犯 空自戦闘機が通告・警告

ロシア民間機An-26、知床岬で領空侵犯 空自戦闘機が通告・警告

ニュース画像 1枚目:領空侵犯が確認された機体「RA-26521」
領空侵犯が確認された機体「RA-26521」

防衛省は2021年9月12日(日)、ロシアの民間機と見られるアントノフAn-26型1機、機体記号(レジ)「RA-26521」が9時37分ごろ、9時58分ごろの2回に渡り、北海道知床岬の領海上空で領空侵犯したと発表しました。この飛行に対応し、航空自衛隊の戦闘機が緊急発進して対応しました。空自戦闘機は、民間機に対して通告・警告を実施しています。

公開されている画像から、機体記号(レジ)「RA-26521」が確認できます。この機体は1978年9月に初飛行、1993年にKPA(カリブローフシチク、点検用航空機の意味)へ型式変更、2010年から一時期を除き現在のフライトチェック・アンド・システム(Летные Проверки и Системы)に所属しています。会社ホームページの画像も、今回のレジを付した機体が採用されています。フライトチェック・アンド・システムは今回のAn-26KPAを6機保有しているほか、An-24KPAを1機、An-30を1機、計8機を保有しています。

ニュース画像 1枚目:フライトチェック・アンド・システムのホームページに採用されている「RA-26521」
フライトチェック・アンド・システムのホームページに採用されている「RA-26521」

加藤官房長官は、防衛省の対応に加え、外務省がロシア側に外交ルートを通じて厳重に抗議し、再発防止を強く求めたと明らかにしました。東京では外務省ロシア課長が駐日ロシア大使館の参事官へ、モスクワでは在ロシア日本大使館公使がロシア外務省担当局次長レベルへ直接、それぞれ抗議しています。

ロシア機では、2020年10月にロシアの緊急医療輸送サービス(EMS)を担うNational Air Ambulance Service(NCCA)の所属機が北海道知床岬の領海上空で領空侵犯が発生しています。これに続く民間機の領空侵犯で、官房長官は「ロシア機の行動や意図などは確認中であり、現時点で、どういう意図を持っていたのかなどは、答えを差し控えたい」と述べています。

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