ソラシドエア、アルコール検査不正で再発防止 第三者立会いに変更

ソラシドエア、アルコール検査不正で再発防止 第三者立会いに変更

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© ソラシドエア
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ソラシドエアは2021年9月17日(金)、アルコール検査不正に関連する運航規程や安全管理システムの不備について厳重注意を受けた対応として、再発防止策を講じ、国土交通省航空局に報告しました。事象発生直後には、飲酒検査方法の暫定見直し、管理職による各基地の実態調査、宿泊先での飲酒制限の厳格化の緊急対策を実施。これに加え、新たに(1)第三者が立会う検査の手順・体制を見直し、(2)安全運航・法令遵守の継続的な意識改革などの対策を講じました。

航空局は、先任客室乗務員が不正を行なった2事案を指摘。こうした不正な飲酒検査ができない手順・体制に見直します。まず、客室乗務員による相互確認から第三者が立会う検査体制に変更。法定検査に加え、自宅での自主検査を義務化し、結果を組織確認します。さらに、飲酒検査を確認する専従要員を追加配置し、管理体制も強化しました。こうした飲酒検査は、客室乗務員だけでなく、運航乗務員、地上運航従事者、整備従事者を対象とした他部門でも同等の対策としました。

今後、安全運航や法令遵守について意識改革の継続的な取り組みとして、全社員を対象に社長・安全統括管理者のダイレクトトークを実施。客室乗務員を含む全役職員向けにコンプライアンス教育、アルコール教育を継続的に行います。

航空局は、ソラシドエアの先任客室乗務員Aがアルコール検査時に別の客室乗務員に検査を実施させたこと、他の機会にAが別の客室乗務員の検査を代替させるなど、不適切な事案があったと指摘し、再発防止策の策定と対応を求めていました。

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