F-117ナイトホーク復活!全機退役後も実は耐空性を維持していた!!

F-117ナイトホーク復活!全機退役後も実は耐空性を維持していた!!

ニュース画像 1枚目:フレズノ空軍州兵基地に到着したロッキードF-117ナイトホーク
© Air National Guard photo by Capt. Jason Sanchez
フレズノ空軍州兵基地に到着したロッキードF-117ナイトホーク

アメリカ・カリフォルニア州のフレズノ空軍州兵基地(フレズノ・ヨセミテ国際空港)に2021年9月13日(月)、ロッキードF-117ナイトホークが2機、着陸しました。公式には「2008年4月で全機退役」とされていますが、これまでに幾度か飛行が目撃される度に、その動向が注目されていました。今回、アメリカ空軍は耐空性を維持しながら保管し、一部の任務で飛行していることを公式に認めました。多くの人がフレズノに着陸する様子を目撃しており、「F-117ナイトホーク復活」と言える発表です。

ニュース画像 1枚目:多くの人が飛来を目撃したF-117ナイトホーク2機とF-15C戦闘機
© Air National Guard photo by Capt. Jason Sanchez
多くの人が飛来を目撃したF-117ナイトホーク2機とF-15C戦闘機

アメリカ空軍は2021年1月時点でF-117を48機、保管しています。生産数は64機のため、これまでに1機が撃墜されており、完全退役は15機です。最近では、2020年12月にミシガン州のエアー・ズー・エアロスペース&サイエンス・ミュージアムに分解された状態で寄贈されています。アメリカ空軍によると毎年、およそ4機を廃棄処分し、一部は博物館などに寄贈しています。

ニュース画像 2枚目:F-15イーグルと編隊飛行するF-117ナイトホーク
© Air National Guard photo by Capt. Jason Sanchez
F-15イーグルと編隊飛行するF-117ナイトホーク

このF-117ナイトホークは、全機退役後もその多くは耐空性を維持しています。費用対効果とナイトホークが独自に備える機能を提供するため、非常に限られた研究や訓練任務の支援として、使用されているとアメリカ空軍は認めています。これにより、退役後に飛行が確認されたこれまでの事例も、実際にナイトホークが飛行していた可能性が高いと見られます。

今回、F-117ナイトホークがフレズノ基地に飛来した理由は、所在する第144戦闘航空団(144FW)のF-15との訓練でアグレッサー役を務めることが目的です。2021年のレッドフラッグ演習にもF-117Aが参加していた模様です。この実現には2年以上にわたり、アメリカ空軍の資産を管理・監督する機関との交渉や調整を経て、多くの人に目に触れる形での復活しました。

この記事に関連するニュース
ニュースURL
メニューを開く