リース会社のアボロン、ブラジル・ゴル航空などとeVTOL事業で提携

リース会社のアボロン、ブラジル・ゴル航空などとeVTOL事業で提携

ニュース画像 1枚目:ゴル航空塗装をイメージしたeVTOL「VA-X4」
© Avolon
ゴル航空塗装をイメージしたeVTOL「VA-X4」

航空機リース会社のアボロンは2021年9月21日(火)、ブラジルのゴル航空、大手輸送企業のグルーポ・コンポルテと提携し、eVTOLライドシェアリング・プラットフォームの商業化で合意しました。この合意を受け、ゴル航空とグルーポ・コンポルテは最大250機のeVTOL「VA-X4」を購入またはリース契約します。

アヴァロン、ゴル航空、グルーポ・コンポルテの3社は共同で、現地のパートナー、インフラ、認証要件の特定、利用層の絞り込みなどを含め、世界初のeVTOLライドシェアリング事業を展開します。機体の調達は、アボロンが6月に「VA-X4」の開発を手がけるバーティカル・アエロスペース(Vertical Aerospace)と最大500機を購入する契約を締結しています。

ニュース画像 1枚目:開発中のeVTOL「VA-X4」
© Vertical Aerospace
開発中のeVTOL「VA-X4」

VA-X4は2024年の導入を目指し、市場で最も先進的、かつ安全なeVTOLを目指しています。パイロット1名で乗客4名を乗せることができ、時速320キロメートルで160キロを移動できます。温室効果ガスは排出しないカーボンフリーの実現もめざしています。

アヴァロンはゴル航空、グルーポ・コンポルテがブラジルで広範なネットワークを持つ理想的な戦略的パートナーと評し、ブラジルでの民間航空市場の再構築と、超短距離輸送に新たな需要を生みだせるとみています。VA-X4を開発するバーティカルも、人口2,200万人以上のサンパウロのような都市に、ゼロエミッションの航空機により、交通渋滞が激しく、人口密度の高い都市の移動手段を大きく変えると期待を示しています。

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