ボンバルディア、環境を意識したチャレンジャー3500開発へ

ボンバルディア、環境を意識したチャレンジャー3500開発へ

ニュース画像 1枚目:チャレンジャー3500 イメージ
© BOMBARDIER
チャレンジャー3500 イメージ

ボンバルディアは2021年9月14日(火)、新たな中型ビジネスジェット「チャレンジャー3500」の開発を発表しました。2014年に就航した中型ビジネスジェットのチャレンジャー350を発展させ、環境に配慮したコクピットからキャビンまで再設計します。市場への投入は2022年後半の予定です。

ボンバルディアの大型ビジネスジェットのグローバル7500や8000で採用されたヌアージュ(Nuage)シートが標準で採用されます。このシートは中型ビジネスジェットで初採用となったシートで、座り心地など人間工学に配慮した設計が採用されています。コクピットにはボンバルディアが標準装備するオートスロットルシステムを導入します。

環境への意識の高まりを反映し、設計に持続可能性を取り入れました。航空機のライフサイクルを考慮した環境への取り組みとして「EPD」を取得した初めてのビジネスジェットとなる予定です。購入者がキャビン用に持続可能な材料を選択するオプションも用意されています。飛行時もエコアプリ導入で、消費燃料を減らすことができるフライトプランを策定し、環境への影響を抑制する仕組みを取り入れます。

さらに、チャレンジャー3500の飛行試験プログラムでは、持続可能な航空燃料(SAF)を使用。テストフライト時点から、炭素排出量の一部を抑制し、オフセットの仕組みを活用し、カーボンニュートラルに取り組みます。

なお、ボンバルディアは2020年までにチャレンジャー350を累計350機、受注していると公表。中型ビジネスジェットとしてはベストセラーとなっています。

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