エールフランス、A220初号機を受領 中距離機材の更新開始

エールフランス、A220初号機を受領 中距離機材の更新開始

ニュース画像 1枚目:エールフランス航空 A220
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エールフランス航空 A220

エールフランス航空は2021年9月29日(水)、カナダ・ミラベルで初のA220-300を受領しました。エールフランスはA220-300を60機発注しており、カナダで製造された新造機をパリのシャルル・ド・ゴール空港にフェリーし、受領式典を開催しました。この新機材の導入により、エアバスA318型とA319型、さらに一部のA320型を更新し、中距離機材の更新を開始します。

受領した機体は「F-HZUA」として登録。愛称は、航空産業に携わるパリ北部の町から「ル・ブルジェ」と名付けられています。この機内は革張りのシートによるビジネスとエコノミーの2クラスで148席。座席配列は全て「3-2」です。頭上の収納スペースのオーバーヘッドビンは従来の機材より1人あたり20%拡張されています。客室内ではWiFi接続が可能で、シートには2つのUSBソケットが備えられています。

ニュース画像 1枚目:座席配列はビジネスクラスを含め「3-2」
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座席配列はビジネスクラスを含め「3-2」
ニュース画像 2枚目:USBも2つ備え、WiFiを通じて旅客自身のデバイスで機内の時間を過ごせる
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USBも2つ備え、WiFiを通じて旅客自身のデバイスで機内の時間を過ごせる

運航開始は、10月31日(日)からの2021/22年冬スケジュール開始に合わせ、中距離路線に投入されます。シャルル・ド・ゴール発着のドイツ・ベルリン線をはじめ、スペインのバルセロナとマドリード、イタリアのミラノ・リナーテ、ヴェネツィア線で運航。さらに、冬スケジュール期間中には、イタリアのボローニャ、ローマ線、ポルトガルのリスボン線、デンマークのコペンハーゲン線にも投入する計画です。

ニュース画像 3枚目:A220、初号機の愛称は「ル・ブルジェ」
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A220、初号機の愛称は「ル・ブルジェ」

エールフランスは、中距離・長距離の機材更新を進めており、長距離のA350と共に、中距離ではA220が旗艦機となります。更新するA318は18機、A319は30機で、これらは全てA220に置き換わります。A320の一部もA220で更新予定ですが、A220のオプション権と購入権、共に30機分ずつ保有しており、今後の運航データなどから追加発注の可能性があります。

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