アリタリア-イタリア航空から一部資産を引き継ぐ新たな航空会社ITA(イタリア・トラスポルト・アエレロ:Italia Trasporto Aereo)は2021年9月30日(木)、戦略的パートナーとしてエアバスを選定しました。新たび導入する機材は、エアバスが製造する新世代機で揃えます。エアバスA330neo型10機、エアバスA220ファミリー7機、エアバスA320neoファミリー11機、計28機の購入覚書をエアバスと契約しました。
リース会社のエア・リース・コーポレーション(ALC)とは、計31機をリース契約を締結。内訳はA220ファミリーを15機、A320neoを2機、A321neoを9機、A330-900neoを5機で、2022年後半から2025年にかけて順次、引き渡しされる予定です。ALCとの契約を含め、計画ではリースは56機になる予定で、エアバスA350-900型を含め、長距離機材は13機、短・中距離は43機とします。
■発注・リースの契約機数まとめ機種 | エアバス覚書 購入見通し | ALC リース契約 |
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A220 | 7 | 15 |
A320neo | 11 | 2 |
A321neo | 9 | |
A330neo | 10 | 5 |
計 | 28 | 31 |
アリタリア航空から引き継ぐ予定の機材の52機は、12社とのリース契約でしたが、これを6社に絞り込みます。アリタリアの保有機数や、ボーイング777型、アリタリア・シティライナーのエンブラエル機は導入せず、エンブラエル機は1機だけ他社から導入する見通しが示されています。
■アリタリア保有機とITAがアリタリアから受領する機材予想機種 | アリタリア 保有 | ITA導入・予想 |
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A319 | 19 | 17 |
A320 | 38 | 27 |
A321 | 5 | |
A330 | 10 | 7 |
777 | 6 | |
エンブラエル | 15 | 1 |
計 | 93 | 52 |
エアバス、ALCとの契約により、アリタリアから受け継ぐ機材の更新も含め、2025年までには新造機の導入で105機にまで拡大する計画です。105機のうち、70%超は「neo」など、新世代の機材で構成される予定です。