新潟空港を拠点に2022年の就航準備を進めるトキエアは、リースでATR-72-600導入を決め、国内での定期便運航に向け、使用する航空機を航空局へ申請しました。トキエアは新潟を拠点とし、社名は佐渡に生息する「トキ」を冠しており、航空機を識別する番号(機体記号)にもトキを意識した文字「Q」を採用し、地域愛あふれる取り組みを進めています。
申請されたレジは「JA01QQ」から「JA04QQ」と4機分。最初の「JA」は日本国籍を表し、次に来る数字は任意に選ぶことができます。最後の2桁をトキエアならではの「QQ」が指定されています。
「Q」の円はトキの頭、短い棒は長いクチバシをイメージし、2つの「Q」でつがいのトキをイメージしているかのようです。国の特別天然記念物で、新潟県の鳥でもあるトキ。新潟県宣伝課長のキャラクター「トッキッキ」の男の子「とっぴー」、女の子「きっぴー」の2体も文字「Q」に似ています。
トキエアは就航時に72席を搭載するATR-72-600を2022年春ごろに「JA01QQ」「JA02QQ」を受領。すでに10年間のリース契約が締結されています。さらに、短距離滑走路での能力があるATR-42-600Sの導入が想定されていますが、製造するATRの開発動向も影響し、改めて判断が下される模様です。