ブリティッシュ・エアウェイズ(BAW)は2021年11月から、エアバスA380型の定期便運航を再開します。乗務員の慣熟を目的として、まずは短距離で運航したのち、マイアミとロサンゼルス線に投入し、さらにドバイ線もA380で運航します。この運航に備え、12機保有するA380のうち、4機を運航ラインに戻します。
OAGスケジュールによると、12月5日(日)からロンドン・ヒースロー/マイアミ線のBA209、BA208便、12月9日(木)からロンドン・ヒースロー/ロサンゼルス線のBA269、BA268便への投入を計画しています。この時期は、BAWの発表を受けてさらに早まる可能性があります。
今回のA380の定期便での運航再開は、アメリカ政府がワクチン接種済みを条件に11月から、ヨーロッパからの旅行者受け入れ認可を受けた対応です。ブリティッシュ・エアウェイズは2021/22冬スケジュールでアメリカの23空港に運航し、大西洋横断路線は最大で週246便を運航します。
長距離路線だけでなく、BAWは短距離路線の便数も増やしています。BAW子会社のBAシティフライヤーは、エジンバラ、ダブリン、グラスゴー、ベルファストなどイギリス国内線に加え、アムステルダム、ロッテルダム、ベルリン、フランクフルトなどに1日2往復便程度で運航し、便数も増加する計画です。さらに、就航地も拡大する計画です。
10月からBAWは、マラケシュ、ダラマン、アンタルヤなどリゾート地へ運航を開始したほか、12月からインスブルック、グルノーブル、ザルツブルクなどスキー・リゾートへの運航も再開します。