四国航空、香川県ドクターヘリ向けに最新型H145//BK117 D-3発注

四国航空、香川県ドクターヘリ向けに最新型H145//BK117 D-3発注

ニュース画像 1枚目:5枚ブレードのH145//BK117 D-3
© Airbus Helicopters
5枚ブレードのH145//BK117 D-3

川崎重工は2021年10月11日(月)、四国航空から最新型のH145//BK117 D-3(D-3)を受注しました。四国航空が運航し、香川県のドクターヘリとして運用予定の機材です。川崎重工のD-3受注は、これで9機目です。

D-3は、現行機のBK117 D-2(D-2)の改良型です。フルフラットフロアで余裕のあるキャビンスペース、多用途性に優れた後部の観音開きカーゴドア、高高度でのホバリング(空中停止)性能、低騒音、最新のアビオニクス搭載によるパイロットの負荷低減などを継承しつつ、5枚ブレードのメインローター・システムを採用しています。

5枚ブレードにより、飛行中の振動が低減し、客室の快適性が向上、有効搭載重量がおよそ150キログラム(kg)増加しています。また、点検項目の削減、整備が簡単な構造のメインローター・システムを採用したことで、整備期間を短縮しています。

BK117ヘリコプターは、救急医療、消防・防災、警察、報道、人員輸送、物資輸送などで活躍する中型双発機です。エアバス・ヘリコプターズとの国際共同開発の機種で、1983年に初号機が納入され、これまでに機体改良が重ねられてきました。川崎重工の納入は2021年9月末で182機、エアバス・ヘリコプターズの納入分を合計すると1,600機以上です。なお、日本でもD-3は5月に航空局から型式証明を取得し、納入も始まっています。

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